合同会社Happy Joy代表社員 幸喜穂乃さん×島袋尚美 対談

ゆいまーる広報部です。

2021年12月17日、都内の会議室で、2人のママ経営者による対談が行われました。

弊社代表の島袋尚美と、合同会社HappyJoy代表社員幸喜穂乃(こうき すいの)さん。

どのようにして今のキャリアを築いてきたのか?
今に至るきっかけや、なにを大事にしてきたか、などなど。

共に沖縄で生まれ、自身のキャリアを切り開いてきた2人のママ社長の対談の様子をお届けします。

ぜひご自身のキャリアの参考になれば幸いです。

話し手紹介

対談したお二人について簡単にご紹介。
一人目は、合同会社Happy Joy代表社員の幸喜 穂乃(こうき すいの)さん。(※以下、幸喜さん)

沖縄県で生まれ、沖縄県社会福祉協議会などの福祉の業界を経て、2017年に合同会社Happy Joyを設立。「社内のもったいないを解決する」をモットーに、人事コンサルタントとして従事し、約6,500名の方の問題解決に貢献する。さらに、SDGsへの取り組みとして中小企業へのSDGs経営の推進や、紙ストローの販売、首里城の復興支援などにも貢献している。

二人目は、株式会社ゆいまーる代表取締役の島袋尚美。(※以下、島袋)

エンジニアとして証券会社にて勤務しながらダブルワークで立ち上げの準備を開始、28歳で独立し、2016年に株式会社ゆいまーるを設立。
現在は2児の子育てをしながら、ママ社長としてITコンサルティング事業やキャリア支援など複数の事業を展開し、学生時代から関心の高かった環境問題に関する取り組みやSDGsにも力を入れている。

社内のもったいないを解決する

島袋:本日はよろしくお願いします。同じ沖縄の出身で、とても楽しみにしていました。

まずは、現在の事業についてお聞きしてもいいでしょうか。

幸喜さん:こちらこそ、よろしくお願いします。
現在は、「社内のもったいないを解決する」をモットーに、管理職や社員の育成、研修講師、人事評価制度の作成や運用のサポート、個人や会社のメンタルケアやコーチングなどを行っています。
大事にしているのは、「全員が職場で能力を発揮できているか、働きやすい人間関係が構築できているのか」という観点です。

また、SDGs関連で、紙ストローの輸入事業と、その売り上げの一部を沖縄の首里城の復興支援につなげる活動も行っています。
沖縄の伝統工芸品の多くが、安く買い取られ県外で高く売られるという問題から、伝統工芸品のつくり手に適正にお金が落ちていない現状があります。
後継者不足であるつくり手の育成には多くの時間も必要です。

この課題解決のために国外の目利きの方達に届けたい想いと、世界に誇る沖縄のきれいな環境を残すと同時に発信したいとの想いから、首里城の復興と掛け合わせて、紙ストローの事業をスタートしました。

きっかけとなった言葉『私の目にあなたは高価で尊い』

島袋:もともと福祉の業界にいたとお聞きしていますが、なぜ今の働き方になったのでしょうか?

幸喜さん:きっかけはカナダへの留学の経験が大きいかもしれません。

私は、父が理学療法士だったこともあり、私も福祉の道に進みましたが、同時に、海外へや華やかな世界への憧れもありました。
そこで、もっと色々なことにチャレンジしてみたいという想いから、休学してカナダのヴィクトリアに1年語学留学しました。

その先で、車椅子ユーザーや高齢者が自由に移動できる手段やサポートがあり、それぞれが自分らしく生き生きしている様子や、言葉が通じずとも困っている人に自然に手を差し伸べるようなボランタリーな精神や文化に触れ、多くの刺激を受けました。

また、当時、聖書の勉強をしているときに、「私の目にあなたは高価で尊い、あなたを愛している。」という言葉に出会ったんです。

それまでの私は、いわゆるいい子でした。適度に勉強やスポーツができ先生にも気に入られたり。
でも内心では、私はそんなにいい子じゃないと思っているし、いい子になりきらないといけない自分が好きではなかった。

そのときにこの言葉に出会い、この言葉がすっと入ってきました。

自分の良いところもネガティブなところも自分自身。
その、ありのままの自分でいい。本来の自分が開放された感覚でした。

人を助けることは、足りないものを埋めることだけではなく、「あなたはあなたのままでいい」というメッセージを伝えることでもある。
そうすることで、その人自身が持っているチカラを引き出せたり、エンパワーメントされることに気づかされました。
私が福祉でやることはこれだと決めました。

その人自身のもっているものを引き出せると、世の中にもっといきいきとした人が増え、結果的に世の中はより良いものになると思うので、「あなたはあなたのままでいい。」という、その人が本来持っている可能性に気づき、それを最大限に発揮できるためのサポートができたら嬉しいですね。

島袋:私が想像していた人材育成とは違いました...!!

自分で切り開くことの大切さ

島袋:幸喜さんのようにアクティブに行動されている人は私の周りには少なかったですが、珍しく思われませんでしたか?

幸喜さん:たしかに、その当時の私自身の周りには同じような価値観の方は少なく、私には目指すべき女性像となるロールモデルがいなかったですね。
それがあってか、自分が道を切り開いて後輩のお手本にならなきゃって思いはありました。

「モデルがいなかったから、自分で切り開かなきゃ」と。
なにかの使命感がそこにはあったと思います。

ただ、会社以外の外の刺激は大事にしていましたね。
アフター5や週末では福祉の業界以外の方と会おうと異業種の勉強会へ参加したり、NPOの活動の中でまちづくりや地域おこしなどの活動で全国を飛び回りました!
そうして、出会いの中で広がったり刺激を受けてきました。
会社以外の外の刺激は大事にしていましたね。

その出会いのなかで、自分の中の芽が広がったり、刺激をもらって、成長させていただきました。

島袋:私も、社外の繋がりを通して刺激を受けてきたので似ています。
現代は、オンラインの繋がりが多いので、若い人こそ大事にしてほしいですね。

行動のなかで大事にしてきたこと

島袋:これまでの経緯や大事にしてきたことなどをお聞きし、勉強になります。
ただ、大事にした方が分かっていても流されてしまうこともあると思いますが、そういう時に何を大事にしてきましたか?

幸喜さん:気がついたら先に動いてしまっていますね。

「Times is Life」。時間は命だと思っています。

10年ほど前に身内に不幸があったのですが、そのときに「自分の人生を生ききろう」と考えるようになりました。
「今を生ききった」と言い続けられるようにどの瞬間も生きていれば、後悔はないはず。
もちろん私も私らしく生きながら、子どもだちにもたくさん愛を注ぐことも思いっきりやっています。
今日も4時おきで子どもたちのお弁当を作ってきました。笑

島袋:ビジョンと同時に死生観をもたれているんですね。
私も、五体満足に生まれたのだから、真剣に生きなければと思っています。

幸喜さん:生きたくても生きられない人や、やりたくてもできない環境にある方などを間近で見てきたこともあり、五体満足で生きているなら、やらないと失礼だと思っています。
1日24時間のうち、仮に8時間の3分の1を仕事に費やすとすれば、それをだらだらとやるのはもったいない!と思ってしまうんですね。

島袋:私達が、いかに貴重なものをもっているのかということを認識するって大事ですよね…!!

幸喜さん:命を使い切るという感覚は、実はヨガで体験しました。
2人目を妊娠しているときに、仕事で大きなプロジェクトがあるのに産休で途中で降りないといけなかったり、仕事と子育ての両立の最中に自分に余裕がなくなってしまったことがあって。
自分の気持ちを落ち着けるためにヨガを始めたのですが、その時の講師の方との出会いが素敵なものでした。

先生は、「私たちはいずれ目が覚めない時間が来るから、与えられた自分の体を使い切りなさい。まずは、何よりも自分の体を大切にしなさい。」と仰っていました。

周りを大事にするには、まずは自分自身の身体をメンタル面でもフィジカル面でも整えることが大事で、その自分だから周りに与えることができると。

そういう人が増えると、社会はきっとよくなりますよね。
まずは沖縄から発信して、世界へつなげていきたいですね。

これからの展望について

島袋:たくさんの事業を展開されていますが、今後の展望などを教えていただきたいです。

幸喜さん:これから、新しい法人を立てて、発達障害の子どもたちが放課後に学べるような場をつくる予定です。

会社名は、『自分自身の人生を、決められたものではなく、さまざまな選択肢の中で「自分で決めた」と笑顔になれるような社会を実現したい』という意味を込めて「with smile choice」にしました。

今の社会は、厳しいときほど、弱い立場、中でも、こどもや女性にかかる負担が大きいと感じています。
もっと子どもたちや女性の未来の選択肢を増やしたり、たくさんの価値にリアルに触れる場を提供したい。

今の沖縄には、そのような場所がとても少ないのが現状です。

島袋:科学館とか美術館とか、沖縄は刺激に触れる場所が少ないですよね。

幸喜さん:本当に少ないです。
子育ては、「自立」がゴールであり、それはつまり、「自由に選択できる、自分で決めてやりきること」「助けて!と言えること」だと私は考えています。親御さんが、自分の子どもの生きる道を勝手に狭めてしまっていたり、自分自身も決めつけてしまったり自分が限界をつくっていることって多いと思います。

本当は、生きる道や人生のパターンはもっとあるのに。

家庭の事情や所得などで子どもたちの人生が決まってしまうということを、選択肢があることを知り自分で人生を切り拓く。
思い込みや制限を少しでも取っ払いたいです。

島袋:なるほど...。

幸喜さん:そのためには、子どもたちにとって「これしかない」ではなく、たくさんの選択肢があることを知っていることがとても重要だと思います。
さまざまな人との出会いによって、価値観が広がったりすると思うので、そういう場所を沖縄に作りたいです。

そして、自立には「学び」も重要だと思っています。
発達障害の子どもたちは、じっと座っていられなかったりして、私たちが当たり前にある環境が整っていなかったり、学びの場の保障がされていないことが多いと感じています。

学べる場所を作ることで、お子さんもお母さんもサポートしていくことができればと思っております。

島袋:ありがとうございます。

私は教育を学んできましたが、両親がどこを見ているかによって、子どもの可能性への影響は大きく変わってきますよね。

私はキャリア支援などを通じて、「会社によって自分の将来が価値や性質が決まるのではなく、自分が描いた未来に向けて選択していい」ということを伝えていきたいです。

育ってきた環境によっては、母親が専業主婦だったという人も多いですよね。
どちらが良い悪いではなく、知ったうえで選択してほしいと思っていて、女子学生に向けて色んなモデルがあるっていう講演会をやったり、そういう見る、知るを加速させたいっていうのが第一にあります。

また、学生時代に環境保護支援の団体に所属こともあり、エシカルショップの立上げのコンセプトに入らせていただいたりしながら、私自身でも小さなショップを経営しています。

未来の子どもたちにきれいな海を残せるかは我々の選択にかかっているので、そういう意識醸造をしていきたいと思い、月一などでエシカルセミナーなどを開催しています。

ぜひ、これからのイベントなどでご一緒させていただけると嬉しいです。

本日は、貴重なお話をありがとうございました。

幸喜さん:こちらこそ、本日は素敵なお時間をありがとうございました。

今後ともよろしくお願いします。


【幸喜 穂乃様について】
▼合同会社Happy joy
https://happyjoy.okinawa/

▼株式会社With Smile Choice(事務所サイト)
https://agao.jp/school/plus/okinawa-miyazato/

【株式会社ゆいまーるについて】
▼HP
http://yuima-ru-tokyo.com/

▼広報部note
https://note.com/yuimaru_tokyo